期限のない仕事は仕事じゃない
エイプリルフールで盛り上がっていいのは 10 代まで、という著しく強い思想を持っています。
さて、仕事をしていると「お手隙の際にお願いします!」や「急ぎではありません」みたいなワードとともにタスクが生まれることがありますよね。 本当に手が空いているときや急ぎではないものもあると思います。例えば...って何か例を出そうと思いましたが、あんまり思いつきませんでした。 それくらい、何事にも期限って実は存在してます。
以前働いていた会社の上司に「期限のない仕事は仕事じゃない」と言われたとき、当時は年単位でスケジュールが明確で「期限のないことなんてないやろ〜」と思ってましたが、世の中そんなに甘くはありませんでした。 ワークフローが綺麗に決まっていない、さまざまなステークホルダーが存在する業務をしていると、往々にして期限というものが決まっていない/決め忘れていることがあります。
期限を決めることを生業とするのがプロジェクトマネージャーっていうポジションだと思うのですが、プロジェクトマネージャーがいないと途端に期限が宙に浮く印象があります。 一方、プロジェクトマネージャーを介さずに当事者間で握るようなケースは企業で働いていると頻発します。他部署へピンポイントで依頼するときとか。
この文章では「⚪︎⚪︎が期限を決めるべき」とかそういう衝突が起こりそうな話をしたいわけではなく、期限というのは仕事における required なプロパティであることを伝えたいのだ。(CV: ずんだもん) 期限が決められていない時点で、仕事として成立する最低限のプロパティを持っていないから仕事ではないのだ。
とはいえ、「見積もってから期限を決めたい」みたいなことがあると思います。わかります。ソフトウェアエンジニアをしていたので「ブラウザの仕様を一度調べてからでないと見積もりできないし、タスクの期限も決められない」と思っていた時期が私にもありました。 それでも、期限というのは決めなければなりません。明確な期限が決められない場合には、明確な期限を決める仕事の期限を決める必要があります。(難しい) 実は、どんなに小さい仕事にも期限があります。仕事を分解して生まれた仕事それぞれに期限があります。仕事ですから。
さて、ここまでは仕事には期限が必ずあるという話をしましたが、期限がないとどうなるのでしょうか。人は死ぬんでしょうか。いえ、死にません。ただ所属している組織は死ぬかもしれません。アーメン。 死なないために、なぜ期限が決まっていないという事象が起こるのか考えましょう。 仕事に期限が決まっていないケースとしてよくあるのが、その仕事をしなければならない理由とその成果が明確でない(理解していない)ときです。
例えば、今期の目標を達成するために追加で売り上げを 1000 万円作ろう、契約一つあたり 100 万円の売り上げだから 10 件成約しよう、商談 10 件あたりに成約は 1 件だから、商談を 100 件行おう、みたいなシーンがあったとしましょう。 基本的に仕事を上へ遡っていくと、かならず期限が存在します。わかりやすいところだと、例のような決算期です。そして、その最上位の仕事や目標に全ての仕事は紐づいています。すごく小さな仕事があったとしても、その成果とやるべき理由は、その上位の仕事に紐づいています。 さきほどのエンジニアリングの話も交えれば、通知機能はその上位にある成約率を高めるというビジネスサイドの仕事や達成すべき目標に紐づいていますし、通知機能を作るための見積もりや調査はその下位に紐づく仕事です。信頼性のある見積もりを作るための仮の見積もりやその調査も仕事です。 だいぶ解像度荒めで話しましたが、こうやって全ての仕事は有機的に繋がっています。生き物みたいですね〜(?)
冒頭でも書きましたが、基本的に期限は誰が決めたっていいです。その期限が正しいかどうかは社会が決めてくれるので。 仕事を振られた時、仕事を振る時、自分で仕事を作った時、いろいろなシーンで自分の仕事は生まれると思いますが、まずは自分の持っている仕事から期限が決まっているか確認するとよいでしょう。その次に、自分以外の持っている仕事に期限があるか気にしましょう。
期限を決めたくないという人も一定いると思いますが、おそらくほとんどの人は期限を決めたいでしょう。 それでも、期限を決め忘れてしまうことはあります。だって人間ですから。頑張って期限決めていきましょう!